papaの母が還暦を迎えたので、この日、妹ファミリーも一緒にそのお祝いの食事会をしました。

その準備として「何を食べたい?」と聞いても、「なんでもいい~。」との返事。ま、そんなもんやな。

ならば、papaの独断で「夏だし、うなぎを食べに行こう!」と決定。

ちょいと調べてみると、阪急の長岡天神駅の近所に江戸前のうなぎを食べられるお店を発見。割とリーズナブルな値段。早速、予約。それが10日ほど前の話。

そして、この日。

いざ、お店の前まで行き、駐車場の場所を訪ねにmamaがお店に入ると・・・

mama 「予約をしてる者ですけど、駐車場は・・・」

店のおばちゃん 「は?予約? え、どうしよ。うなぎ、もう無いんですけど。」

おばちゃんの困った様子、というか、なにも対応する気のない様子に、mamaも「あ、もういいです。」

コラ、長岡天神駅近所のうなぎ屋『H』!予約をすっぽかしといて「申し訳ありません。」の一言ももなしか! 予約の時も、人の話を聴いてないような感じやったけど、ええ加減な応対してんな、アホ~!

 

 

さて。。。

ないものはない。しょうがない。気を取り直して、次なるお店を・・・と思っても、まさか予約をすっぽかされるとは思ってないから、なにも調査をしていない。記憶にある、よかったお店を携帯で調べて電話をしますが、日曜の晩に、いきなり10人で押しかけて対応可能なお店は見つからず、papaの中で『H』への怒りが再燃する。。。

実は、入ったことはないけど、この近くに前々から気になっているお店はあるんよね。冬はフグ、夏はうなぎ、そして、ちょいと高そう、というお店。でも、店の名前はわからない(そのときまでは)。ま~、しゃ~ない、ヨシ、とりあえず、行ってみよう。

1107unagi01 うなぎは浜名湖産やって。

そして、お店にmamaを派遣。「うな重が2,500円で、今から10人OKやって。」 よし、入ろう。

そして、10人でドヤドヤお店に入ると、カウンター席と待合席に座らせようとする、おカミ。(え、こんなところで食べさせる気か???)

と思ってると、娘さんがでてきて「座敷にあがってもらってよ。」 「あ、そやな。座敷にあがって。」とおカミ。(おいおい。なんだその応対。)

さて、注文。

ん~、自分たちで決めたような、おカミに決められたような。。。中学生のnanaは大人組にカウントで、うな重5人分と、子供たち5人用に”ひつまぶし”を1つを注文。「ひつまぶしは、うなぎが4匹分入ってるからね~。」とおカミ。

なんか、このおカミの発する言葉を聞いていると、どんどんテンションが下がっていく自分に気づく。(なんだろな、このイライラ感は。)

そんなおカミも去り、うなぎが来るのを待つのみ。と、娘さんが、冷たいお茶やおしぼりを運んできてくれる。この人は感じがよくて、すぐになくなったお茶のお代わりにも快く応対。(今日のpapaの気分は、この人に救われてるな。)

そんなこんなで、思ってたよりも早く、ひつまぶしが到着!

うなぎを見ると、一気にテンションが上がってきた~!!!

1107unagi02 うぉっ、でかい!これで、子供5人分は絶対多過ぎるな。

ゆばの吸いものと、くるみの和え物の小皿も届いて、ほら、子供たち、食べや~。

「おいしい~!」と子供たち、kan以外、みんな2杯ずつ食べてたな。すごい食いつき。kouは、吸いものの”ゆば”が特にお気にめしたようで。

1107unagi03 一口ほしかったけど、この時点ではガマン。

さ、うな重も到着~!さらにテンション上昇!!!

1107unagi04 こっちにもゆばの吸いものがつきました。

「あ、おいしい~!」 「うなぎ、アツアツやで。」

papaもいただきます。ん!全然、アツアツじゃないんですけど。。。最後に来た丼をうけとったのがpapa。同時にうなぎが焼けたとして、こないな差があるもんか???

ま、でも、おいしい。そして、ボリュームは十分。小食mamaが残した半分もいただいて、さらに、やっぱり残ったひつまぶしもいただいて、お腹満足満足。ちょいと食べ過ぎたな。

そして、なんとも絶妙なタイミングでおカミ再登場。

papaが食べても残ったひつまぶし(うなぎだけはきちんと食べました。)のご飯を折詰にしてもらって、さぁ、もうちょいのんびり・・・と思ってたのに、おカミが愛想良くいろいろと話かけてはくるけれど、どんどん片付けていく。。。

(早よ、帰れ、ということやね。)

「そしたら、お勘定を・・・」

「はいはい、ウチは、サービス料も、消費税もとらんからね。2万7千円です。」

母も、mamaも、妹も、papaも、(は???)

ひつまぶしは値段がどこにも書いてなかったんですね。どうせ食べるし、値段確認もしなかった。ただ、うなぎは4匹分、という情報。うな重1人前2500円が5人分。なんとなく、2万円ちょいかな~、という皮算用をしてるじゃないですか。それが、2万7千円!サービス料も消費税もとらん、という前置きの上で、2万7千円!

(え!? ひつまぶし、っていくらよ?????)

でも、なんか尋ねなあかんという気にならず、言われた値段を支出。そして、家に帰ってから、談義。

「うなぎを9匹食べてるから、1匹3,000円と考えたら、ま~、高すぎるわけじゃないんとちゃう。」

「いや、それでも、ひつまぶしが高いって。うな重が2500円やで。」

「ゆばの吸いものとくるみは人数分あったしな、あれも単価高いんやで。」

「あ~、”ゆば”やしな。それでも、高いって。」

「でも、ひつまぶしの量は絶対、大盛りやったな。」

「なんか、そんなこと言ってた。」

「もう1回行くか、と聞かれたら・・・」

「ん~・・・。」

「”うな重”にしぼって、食べに行くんなら、ありちゃう?吸いものも、奈良漬もおいしかったし。」

「あぁ、それは、”あり”かも。」

「ところで、長岡天神のうなぎ屋は、行ってみたいと思う?」

「papaは行って、食べてみたいんやろ~。わたしは、あんな店、ありえへん。」

「私もありえへんわ。」

「うん、うん。」

酷評やな。

 

なんか、ある意味、変に記憶に残る還暦祝いになっちゃったな。

母上様、長生きしいや。まだまだおもろいことあるで。